児童発達支援事業所 P-S 支援プログラム

📅 令和7年2月6日作成

○サービス内容

🕒 営業時間8:45~17:45 月~金(土日、祝日、夏季冬季休暇は除く)
⏰ サービス提供時間9:00~12:00 13:00~17:00
🚗 送迎の有無保護者の方の送迎でのご利用となります。
💰 利用料金児童福祉法に基づく自己負担額となります。保護者の所得によって、利用者負担の上限が設定されています(3歳~5歳の未就学児で、満3歳になってはじめての4月1日から3年間無償化対象となります)。
👶 利用対象児就学前のお子さま

○一日の流れ

来所 ➔ 活動 ➔ 保護者説明 ➔ さようなら

個別の発達支援

  • 利用時間は60分です。
  • 職員と子ども1対1の体制です。
  • 活動終了後に保護者の方に実施した活動内容を説明します。

小集団の発達支援

  • 利用時間は90分です。
  • 職員と子ども2~3名の体制です。
  • 活動終了後に保護者の方に実施した活動内容を説明します。

○児童発達支援ガイドラインに基づいた5領域を踏まえたプログラムの例

健康生活 生活習慣を形成し、基本的生活スキルや生活リズムを身に着けられるように支援します。

(1人ひとりに合わせたきめ細やかな支援)

  • 体制:個別、小集団では保護者のニーズに応じた活動をしています。
  • 利用頻度:支援の効果を最大限引き出すために週に1~2回の利用頻度を確保しています(ただし、事業所の定員の関係で、希望の回数に添えないこともあります)。

(身辺自立に関すること)

  • トイレトレーニング: トイレでの排泄、布パンツを履いて過ごす練習などをしています。
  • 食事動作:スプーンやお箸などの持ち方や操作、食事動作の練習などをしています。
  • 着替え:衣服の着脱、前後の理解、裏返しになった衣服を表に向ける、ボタン・ファスナーの留め外しなどをしています。
  • 準備・片付け: 玩具や教材の片付け、持ち物をカバンの中に片付ける、活動で使う教材の準備をするなどしています。

(環境調整に関すること)

  • 視覚的な手がかり: 絵カードなどを使ったスケジュールの活用、視覚的な靴置き台の設置、居室内の環境調整など子どもたちにとって分かりやすい環境となるように配慮しています。
  • 時計・タイマーの活用: 遊びから活動への移行や時計を見て行動するなどの場面の切り替え時に使用するなどしています。
  • 活動環境:集中しやすい友だちとの距離感や机を壁側に配置するなどしています。
認知・行動 認知特性に合わせた対応を通して、認知機能の発達や適切な行動の習得を支援します。

(認知機能について)

  • 概念形成:色、形、ものの機能や属性、大小、重さ、数、時間などの抽象的な物事の理解について促しています。
  • 見立てること: 積み木やブロックを使って見本と同じものを作ったり、職員がしている動作と同じ動作をしたりするなど模倣スキルの向上を図っています。
  • 短期記憶:単語や短文などを聞いて復唱することや話を聞いた後に内容に関する質問に答えることなど情報や記憶の整理などに関した課題をしています。
  • 長期記憶:意味記憶やエピソード記憶などの長期的に記憶される日常の身近な概念やものの名称、個人が経験した特別な出来事などを覚えるまで反復的に取り組み記憶の定着を図っています。
  • 注意:必要な刺激に注意を向けることや課題や作業を持続的に取り組むこと、落ち着いて座って待つなど環境調整のもとスモールステップで実施しています。

(行動障害の予防と支援・認知の偏り等の個々の特性に配慮した支援)

  • 関わり、認知特性に合わせた対応: 声掛けの量やタイミング、視覚支援の活用、落ち着くことができる環境設定などの配慮をしています。また、検査等のツールの使用や子どもの行動の機能を明確にするためにABC分析を用いて観察・記録などをしています。
  • 行動障害の予防的支援: 落ち着いて取り組めるように子どものやる気を引き出す関わりや望ましい行動に対して褒めるなどのポジティブな声掛けをしています。また、職員は事前に支援方法を立案してから支援に携わるようにしています。
運動・感覚 運動や動作の獲得や遊び等を通して感覚の偏りに対する環境調整に配慮した支援をします。

(運動動作について)

  • 粗大運動: 手押し車、バランスボールを使った運動やなわとびやキャッチボールなどに繋がる基礎的な身体の動かし方など様々な運動を実施しています。
  • 微細運動:つまむ、丸める、ひっぱるなどの手先に関する操作に加え、お箸や鉛筆、はさみなどの道具を使った操作の練習など発達段階に応じて実施しています。

(感覚の特性への対応)

  • 刺激量の調整: 他児との間にパーテーションを配置、机を壁側に向けた配置や壁には何も貼り付けないなどの環境調整への配慮をしています。また、くすぐり、高い高いなどの感覚的な遊びは、子どもの様子を見て小さな刺激から強い刺激へと段階的な関わりをしています。
言語・コミュニケーション コミュニケーション能力の向上を促し、読み書き能力の向上を支援します。

(信頼関係の形成)

  • 安心できる環境作り: 少人数だからこそ個々に応じた支援や寄り添いができ、楽しく通える体制を整えています。
  • 定期的なアセスメント: 保護者からのニーズや家庭や園での困りごとなど適宜聞き取り、活動プログラムに取り入れたり助言等したりしています。

(遊びを通して)

  • 感覚遊び:粘土や水などの感触を楽しんだり、職員とのふれあい遊び(高い高い、身体をくすぐるなど)を楽しんだりする中で、ものや人への興味関心を高める遊び方や関わりをしています。
  • 見立て遊び: 子どもが真似したくなるような興味を抱きそうな遊び方を職員が遊びの中で実施していき、遊びのバリエーションを増やしています。
  • ごっこ遊び: 友だちや職員と人形などを使って言葉や動作でやりとりを楽しみ、イメージを豊かにしたり表現力を高めたりできる関わりをしています。

(言葉)

  • 理解言語:簡単な指示の理解 (「おいで」と言われたらこちらに来るなど)、身近なものの名前、身体部位の名前、動作の名前、場所の名前、指示された2つのものの選択、動物の鳴き声や事物の用途などについて段階的に取り組んでいます。子どもによっては、聴覚指示の理解を高める時にジェスチャーや絵カードなどを使用しています。
  • 表出言語:名前を呼ばれたら返事をする、身近なものや身体部位、動作、場所の名前の表出など段階的に取り組んでいます。言葉での表出が難しい場合は、ジェスチャーなどのサインや絵カードなどを使用しています。

(基礎的なコミュニケーション)

  • 共感と他者に注意を向ける: くすぐりなどのふれあい遊び時の共感、コミュニケーション場面でのアイコンタクトの成立、名前を呼ばれたら注意を向けるなど実施しています。
  • 身振りを使ったやりとり: 欲しい玩具や見て欲しいものを指さして要求、もしくは共有するなど発達段階に応じて実施しています。
  • 模倣:動作、口形、音声の模倣を通して言葉の獲得に繋げています。他にも、見立て遊びなどに繋がる道具や玩具を使った模倣など発達段階に合わせて実施しています。

(応用的なコミュニケーション)

  • 言葉のやりとり、選択: 名前を呼ばれたら返事をする、「いってらっしゃい」に対して「いってきます」や「よーい」といったら「どん」と答えるなどの言葉の掛け合いや「りんごの色は何色」などの簡単な質問に回答する活動をしています。また、「○○する?しない?」「はい・いいえ」 などの YES/NOで返答できる質問など実施しています。
  • 指示理解:複数の指示の聞きとりや子どもが音や言葉、文字、絵などを見たり聞いたりして、そこに示された行動ができるように理解を高める支援を実施しています。
  • 遊び:先生や友だちと玩具を共有して遊んだり、貸し借りしたりする機会を設けています。また、玩具を使ったやりとりを通して遊びのレパートリーの拡充を図るようにしています。
  • 談話: 言葉で簡単な質問に回答したり、フリートークをしたりするなど文表現で説明する練習をしています。
  • 他者や状況の理解: 絵本を使って表情、感情、場面や状況の読み取り、社会的ルールの理解など促しています。また、日常生活に結びつきやすいように、園生活での友だちとの適切なかかわり方を絵カードや人形劇、動画等を使って伝えています。

(読み書き)

  • 読みに関すること 数字、文字などの読みについてしています。また、読みの流暢性を高めたり、文章読解を高めたりするなどの課題をしています。
  • 書字に関すること: 線や図形、お絵かき、数字、文字などのなぞり書きや視写、聴写などをしています。
人間関係・社会性 遊びや課題を通して社会性や人間関係の構築について支援します。

(活動を通して)

  • 順番交代:友だちや職員と順番交代でパズルをしたり、クイズに答えたりするなどの順番の意識や友だちと一緒に遊んだり作ったりする経験を高めています。
  • ルールや約束: ルールのある遊びや約束などを守って活動に参加するなどしています。
  • 協力:他者と合わせて行動をする力を伸ばすために、子ども同士や職員と力を合わせてものを運んだり、協力したりする活動をしています。

(自己の理解・気持ちや行動の調整)

  • 活動参加:前向きな参加を促し、その中で苦手な活動にも参加していく経験を高めています。また、勝ち負けで負けて活動参加したくないときや自分のペースですすめたい時などに、気持ちを切り替えながら参加できることが増えていくように支援方法の見直しをしています。

家族支援

  • 同席時や活動終了前の10分間保護者にフィードバックを実施しています。保護者のニーズを適宜聞き取り、次回の活動内容に反映するようにしています。
  • 活動内容や様子が具体的に分かるようにカルテには、支援内容を細かく記載するようにしています。
  • 要望があれば、利用終了後の方の相談も対応するようにしています。
  • 発達検査に関することや放課後等デイサービスの情報の提供をしています。
  • きょうだいでの利用の時は、利用時間がなるべく同時間になるように年度毎に調整をしています(ただし、職員数や部屋の数に限りがあるため、難しいこともあります)。
  • こども園、幼稚園の行事や予定などに合わせて、利用時間の対応をしています。
  • キャンセルが出て利用定員に空きがある際は、振り替えのご案内をしています。

地域支援・地域連携

  • 西播磨圏域自立支援協議会への参加による情報共有をしています (年3回程度)。
  • たつの市障害者等地域自立支援協議会こども分科会へ参加し、今後の取り組みについて意見交換をしています。
  • 相談支援事業所主催の担当者会議へ出席し、情報共有や助言等をしています。

移行支援

  • 就園、就学先への情報提供を保護者の同意のもと行っています。
  • 利用児が通所している園の先生の見学の対応をしています。
  • 利用児の園に見学する機会があれば、園に行って見学した情報をもとに活動に取り入れたり情報共有したりしています。
  • 就園、就学時の進路相談に対応しています。

職員の質の向上

  • 月1回事例検討をする機会を設け、職員間で意見を出し合い、活動にいかすようにしています。
  • 外部の研修へ積極的に参加しています。
  • 毎年、内部研修(災害、防犯など)を実施しています。
  • 年2回、人事評価を実施しています。

主な行事など

  • 行事に関しては、大きく取り上げてはしていないですが、玄関に壁面を飾り利用している子どもに季節を感じてもらうことや楽しんでもらえるようにしています。

外部コンサルテーション(地域へのかかわり)

  • 大学の講義に講師として参加しています (年1回程度)。
  • 地域の特別支援学校への教育相談を実施しています (年3回程度)。
  • 実習生の受け入れをしています(不定期)。